研究室訪問 


学群(学部)4年の卒業研究,大学院(修士・博士)では,多くの時間を研究室で過ごします。学部3年生までの,授業中心の生活は一変します。多くの時間を研究室で先輩達や指導教員と一緒に過ごすことになります。勉強も,ゼミ(研究の打ち合わせ),雑誌会(皆で論文を批判的に読む),輪講(1冊の本を皆で分担して読む)など,研究室単位が多くなります。指導教員からの指導も,少人数または一人づつとなります。

 大学院に進学しようとする人にとっては,興味のある分野の研究室を選ぶことが最重要ですが,研究室のカルチャーも大切です。研究室のメンバーがどのようなアプローチをとって研究しているか,研究の何に価値を見ているか,どのような指導スタイルか,などは,ひとりひとりの研究にも大きな影響を与えます。同じようなテーマを研究していても,研究室によってそのカルチャーは大きく違うことがあります。研究テーマや研究業績・先輩達の活躍や進路も重要ですが,研究室のカルチャー(雰囲気)を知っておくことも大切です。研究の紹介などを1時間もしてもらえば,その雰囲気を感じることができます。研究に興味が湧いたら,ぜひ研究室を訪問してみて下さい。そこで研究してみたいと思ったら,研究室選びは成功です。



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